バーナビー(@Burnaby_104)です。
今回の記事は2021年の投資、資産運用の実績をまとめた記事です。
先に答えを言いますと、ループイフダンでマイナス17万円ほど含み損を発生させてしまいました。それ以外の分野は(僕自身としては)上場の成果でした。
各分野の投資歴と基本方針は次の通りです。
目次
投資歴と基本方針
僕の投資歴と基本方針は次の通りです。
つみたてNISA
2020年12月に開始
2021年より毎月33,333円相当(限度額の年間40万円)の積立投資を可能な限り維持。
米国株
2020年7月に開始
最初に余裕資金で各銘柄10株前後購入し、配当金の再投資(配当金で株を買い増し)で資産形成を目指しています。投資対象は高配当株を含んだ米国個別株、一部にETF銘柄です。
また、節約して捻出した資金でその都度買い増しもしています。
ループイフダン(FX自動売買)
2021年3月から元手資金50万円で開始
原則として4種類前後の通貨ペアを買い注文から入り自動売買に任せています。チャートを確認し、想定外の高値相場なら自動売買注文を一旦停止します。口座維持率が大きく悪化した/悪化するおそれのある場合は(限度はありますが)追加入金も行います。
暗号資産
2020年10月からTポイント3700ポイントをビットコインに交換して開始
獲得したTポイント(毎月100~200ポイント)を獲得次第、ビットコインに交換する定額積立しています。
総括要点
2021年の投資・資産運用の運用実績を総括します。
本年はループイフダン(FX自動売買)で自身で追加で注文をセットしたで大きな含み損を発生させてしまったのが主たる反省点です。詳細は後述しますが、全通貨ペア合わせてマイナス17万円近くの含み損を抱えてしまいました。
他の投資対象は順調あるいは許容範囲に収まるものでした。
以下、各投資対象について振り返っていきます。
つみたてNISA
【投資方針】
・つみたてNISAについては年40万円の枠をフルに使う
・毎月33,333円を複数銘柄に分散投資
・40万円の枠に届かない分は「ボーナス追加入金」不足分を追加して枠をフルに使い切る
【運用実績】
+115,205円 ※元本に対する含み益ベース
内訳は次の通りです。(含み益順)
銘柄 | 含み損益(円) |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | +46,825 |
ニッセイ外国株式インデックスファンド | +26,673 |
SBI・全世界株式インデックス・ファンド | +21,375 |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | +10,498 |
ニッセイTOPIXインデックスファンド | +9,503 |
【所感】
運用益は含み益ベースですが順調に増えていっています。つみたて買付する銘柄はつみたてNISAをやり始めた頃のまま続けています。当時は分散投資のつもりで設定したのですが、今後見直しが必要かもしれないと考えています。例えば表中の上2つは米国上位企業を含んだ投資ファンドなので手数料の少ないSBIのS&Pを優先させたり、一番下のニッセイTOPIX(日本株系)は投資割合を下げたりする(※)など、構成を見直す余地があると考えています。
※米国株系と別分野への投資としてリスク分散になりますが、そもそも日本株のパフォーマンスと米国株(米国経済)のパフォーマンスを比べると米国重視の方が良いのかもと考えています。
ただ、銘柄の売却まではしないほうが良いと考えています。売却したからといってその分のつみたてNISAの非課税枠が再び使えるわけではありません。せっかくの非課税枠で購入した銘柄ですので元本こそ少ないですが配当再投資運用がなされますので、売却せずに保有し続けるのが良いのではと考えています。
(2022年5月9日追記)
つみたてNISAの保有銘柄を見直しました。よろしければ次の記事をご参照ください。
米国株
【投資方針】
・配当金で買い増しする「配当金再投資」
・キャピタルゲイン(売却益)は狙わず原則として長期保有
【投資運用実績】
632.88ドルの配当金を受領 ※税引後の手取り額
内訳は次の表をご参照ください。
株の保有数については当年内に買い増し、売却をしていますので参考程度に留めてください。
※表中の保有数は2021年12月末時点でのものです。
銘柄 | 保有数 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
WMT | 15 | 4.68 | – | – | 5.16 | – | 5.56 | – | – | 5.96 | – | – | – |
KO | 15 | – | – | – | 3.94 | – | – | 4.55 | – | – | 4.55 | – | 4.56 |
MO | 100 | 16.73 | – | – | – | 61.90 | – | 61.87 | – | – | 64.71 | – | – |
PM *1 | 15 | 10.37 | 1.14 | – | 12.43 | – | – | 14.34 | – | – | 14.93 | – | – |
PFE *2 | 48 | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | 12.65 |
ABBV *3 | 20 | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – |
PG | 15 | – | 6.86 | – | – | 8.77 | – | – | 9.40 | – | – | 9.41 | – |
VZ | 15 | – | 5.44 | – | – | 5.90 | – | – | 6.77 | – | – | 6.92 | – |
SPYD | 20 | – | – | 4.60 | – | – | 2.89 | – | – | 3.37 | – | – | 1.85 |
JNJ *4 | 0 | – | – | 9.45 | – | – | 10.70 | – | – | 10.70 | – | – | – |
MCD | 15 | – | – | 11.16 | – | – | 13.01 | – | – | 13.93 | – | – | 14.91 |
XOM | 50 | – | – | 21.91 | – | – | 31.28 | – | – | 31.31 | – | – | 31.65 |
IBM *4 | 0 | – | – | 15.26 | – | – | 17.69 | – | – | 17.71 | – | – | – |
集計 | – | 31.78 | 13.44 | 62.38 | 21.53 | 76.57 | 81.13 | 80.76 | 16.17 | 82.98 | 84.19 | 16.33 | 65.62 |
※単位は米国ドル 全て税引後の手取り分です。
※銘柄はティッカー(略称)にて記載しています。(例:ウォルマート→WMT)
*1:2月に追加配当金受領
*2:購入時期の関係で4回目のみ受領
*3:購入時期の関係で受領無し
*4:売却したため3回分まで受領
【所感】
JNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)とIBM(アイビーエム:インターナショナル・ビジネス・マシンズ)を売却しました。理由は分社化等のいわゆる「スピンオフ」がなされる事が発表され、SBI証券では投資家による損益計算と確定申告が不要になる「特定口座:源泉徴収あり」での保有が出来なくなる事が分かったためです。損益計算等を自身で行うのは手間と間違いのリスクがありますので手放すことを決めました。
乗り換え先として、PFE(ファイザー)とABBV(アッヴィ)に乗り換えました。
(PFEは新型コロナウイルスのワクチン改良型の開発を勝手に期待しています)
また、MO(アルトリア)とXOM(エクソンモービル)を大きく買い増ししたので配当金にも反映されています。他の銘柄は買い増し+増配で少しずつですが配当金が増えています。
SPYDは1回目と4回目の配当を比較すると大きく減配しており、短期では苦しいところです。将来の悪化を懸念して売却される方もいらっしゃるようですが、僕は保有数も比較的少ない方なのでひとまず様子見したいと思います。
その他の銘柄は配当金の再投資や毎月数千円分の米国ドルを入金して少しずつ買い増しをしています。
複数銘柄を保有する事で分散投資となり、特定の銘柄や分野が悪化しても狼狽せずに済みます。
また、配当金が出される周期の異なる銘柄を保有する事で、毎月配当金を受領出来るようになります。額はともかく、毎月配当金の入金通知を受け取れるのは嬉しいものです。
ループイフダン(FX自動売買)
2021年3月から元手50万円で開始しました。
ループイフダンはアイネット証券のFX自動売買システムです。為替の通貨ペアと売買の値幅等を自分で設定すると、あとはその条件に合致したものから自動で売買される仕組みです。チャートを常時追いかけられないサラリーマンのような兼業投資家に向いていると考えています。ループイフダンの運用に必要な予算の目安表が公開されていますので事前にご確認ください。
【投資方針】
次の4種類の通貨ペアを基に値動きのトレンドに応じて買い、売りの自動売買設定で運用
- AUD/JPY
- CAD/JPY
- CHF/JPY
- AUD/NZD
【運用実績】
口座資産:500,000円 ⇒ 684,815円 (年間決済損益+154,815円 ※1)
利回り:約37%(含み損考慮前)
含み損益:-173,000円
正味資産:511,815円 ※2 口座資産ー含み損
本年正味損益:-18,185円
※1 途中で30,000円入金したため、最終的には口座資金530,000円に対する比較。
※2 ※1のため、正味資産が530,000円を下回れば赤字。
口座資産および含み損益の推移は次の表に示します。(2021年3月に開始しました)
2021年 | 口座資産 | うち追加投資 | 評価損益 | 正味資産 | 累計口座資産増減 | 累計正味評価損益 | 当月決済損益 | 前月からの正味損益 |
開始 | ¥500,000 | ¥0 | ¥0 | ¥500,000 | – | ¥0 | ¥0 | – |
3月 | ¥506,774 | ¥0 | ¥27 | ¥506,801 | ¥6,774 | ¥6,801 | ¥6,774 | ¥6,801 |
4月 | ¥510,745 | ¥0 | ¥-2,274 | ¥508,471 | ¥10,745 | ¥8,471 | ¥3,971 | ¥1,670 |
5月 | ¥514,868 | ¥0 | ¥-6,424 | ¥508,444 | ¥14,868 | ¥8,444 | ¥4,123 | ¥-27 |
6月 | ¥529,490 | ¥0 | ¥-11,456 | ¥518,034 | ¥29,490 | ¥18,034 | ¥14,622 | ¥9,590 |
7月 | ¥544,285 | ¥0 | ¥-59,477 | ¥484,808 | ¥44,285 | ¥-15,192 | ¥14,795 | ¥-33,226 |
8月 | ¥556,352 | ¥0 | ¥-62,060 | ¥494,292 | ¥56,352 | ¥-5,708 | ¥12,067 | ¥9,484 |
9月 | ¥583,087 | ¥30,000 | ¥-38,683 | ¥544,404 | ¥53,087 | ¥14,404 | ¥-3,265 | ¥20,112 |
10月 | ¥614,504 | ¥30,000 | ¥-70,004 | ¥544,500 | ¥84,504 | ¥14,500 | ¥31,417 | ¥96 |
11月 | ¥644,550 | ¥30,000 | ¥-21,000 | ¥623,550 | ¥114,550 | ¥93,550 | ¥30,046 | ¥79,050 |
12月 | ¥684,815 | ¥30,000 | ¥-173,000 | ¥511,815 | ¥154,815 | ¥-18,185 | ¥40,265 | ¥-111,735 |
【所感】
12月になって含み損がかなり大きくなってしまいました。原因はCHF/JPYの通貨ペアを5ロットや2、3ロット追加で注文をセットしたのですが意図する値動きにならず、ただただ含み損を大きく増やす状態になってしまったためです。一方、AUD/JPYとCAD/JPYも地味に含み損が拡大したのでそれらも合わせると更に含み損が…というところです。
9月~11月頃は裁量での注文追加で上手く決済出来ましたので調子に乗ってしまいました。味を占めて12月に再挑戦したところ見事に…という「ビギナーあるある」に見事にハマってしまいました。自分にとって都合の良い値動きになるとは限らない、という事を改めて認識しなければなりません。
その一方で、決済益自体は15万円ほどと、含み損を無視すれば利回り35%超えになりました。10~12月は毎月3万円以上の決済益を得ることが出来ました。FX初心者で初年度の運用でしたがが僕としては大満足です。ただし、含み損を考慮すると本年の元本割れになってしまいます…(泣)
正直「やってしまった」感のある本年でしたが、2022年はこの含み損が含み益に反転するのを待ちながら、余裕が出来たとしても慎重な運用にしていくように注意します。
暗号資産(ビットコイン等の仮想通貨)
bitflyerでTポイントをビットコインに交換して保有しています。
こちらについては単に保有するだけですので投資信託や預金のように何もせず増える事はありません。
【投資方針】
獲得したTポイントをビットコインに交換して保有。
【保有状況】
0.00627305 BTC を保有しています。
【所感】
それまで貯めていたポイント+毎月Tポイントを100~200ポイントに交換していますので劇的な成果ではありませんが、少しずつ貯まっていく実感はあります。しかしながら暗号資産そのものが法定通貨に比べると大規模な急落や廃止などリスクがあるため、慎重な投資が必要と考えています。僕は万一の廃止も想定し、当面の間は最悪無くなっても諦めのつきやすいポイントでの購入(交換)で投資しています。
2022年の投資方針
投資運用状況を振り返りましたが、2022年は以下の方針で動いていこうと考えています。
【つみたてNISA】
なるべく年40万円の枠をフルに使って投資します。
長期投資目的+非課税枠というのは強いメリットと考えるためです。
投資先銘柄については毎月の積立金額の割合を変更するなど、投資割合を見直す検討をしようと考えています。
【米国株】
投資方針は2021年と同じように「配当金の再投資」で運用していきます。
また、各社の動向を注視して必要に応じて銘柄の乗り換えを視野に入れます。
【ループイフダン(FX自動売買)】
自動売買の最たるメリットである「機械的に売買する」を最大に活かすようにします。
”追加注文のチャンス”と思っても安易に注文数を増やすのは避け、慎重に運用していこうと考えています。
【暗号資産(仮想通貨)】
2021年同様、Tポイント交換でビットコインに投資していきます。
仮に現金で投資をする場合でも少額に留めてのめりこまないよう注意していこうと考えています。
今後も運用状況を振り返り、良い点は継続させ、良くなかった点は真摯に受け止めて改善していくことで、資産形成をより確かなものにつなげていきたいと考えています。
今回の記事は以上です。
ご参考になれば幸いです。
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